国の森林環境譲与税を利用した森林経営管理制度が始まりました。当組合では、一昨年から白山市野地町の森林所有者さんとやり取りが始まりました。白山市からの委託を受け、所有林の管理について考えを伺うアンケートを取り、その内容を受けて野地町の森林管理方法を相談して案を作り、その後、令和2年度までに地区の森林経営管理を市に委託する集積計画が纏められました。
集積計画では、木材の出しやすい経済林で行う森林整備事業について、林業事業体が森林所有者さんに支払える還元力等を市が審査して再委託する事ができますが、今回、それを当組合で請負わせて頂きました。
今年、森林整備事業を行った森林は10年程前に利用間伐を行った場所で、今回は2次間伐になるので木材の搬出路は開設されていましたが、熊剥ぎ
が目立つ林況でした。
間伐する木
はそうした木を中心に選ぶ事にしましたが、伐ってしまえば先が折れた木やクセのある木も切り株しか残りません。その為、林産組合長さんの協力
も頂きながら、森林所有者さんに声をかけて木を見てもらったり、説明に伺う等、地道にみなさんの理解を求める事にしました。
そうしてこの冬、みなさんの賛成を頂いて作業に着手でき、3月までに5.2haの森林整備が完成しました
野地町は雪
が多いところで、降ったら最後みたいなところもありましたが、協力事業体さんが頑張って下さいました。